「パティシエやパン職人を目指したい。でも、専門学校に2年間通うのは時間も学費も気になる・・・」
そんな人にとって選択肢となるのが、製菓専門学校の「1年制」です。
1年制なら短期間で製菓・製パンの知識や技術を集中的に学び、早く現場へ出ることができます。その一方、限られた期間で多くのことを身につける必要があるため、「1年制=手軽に学べる」というわけではありません。
そこで今回の記事では、製菓専門学校の1年制と2年制の違いを整理しながら、1年制ならではのメリット・デメリット、そして短期間で学ぶからこそ求められる心構えについてご紹介していきます。
菓子・パン製造技能士2級の受験資格を1年で取得できる▼多摩調の製菓・製パン科を例に、1年間でどのような学びができるのかについても見ていきましょう。
製菓専門学校の1年制と2年制は何が違う?まずは学び方の違いを理解しよう
製菓専門学校には、1年制や2年制など専門学校によってさまざまなコースがあります。 1年制と2年制の大きな違いは、もちろん「学校で学ぶ期間」です。しかし、1年制は単純に「2年制の授業を半分にしたコース」というわけではありません。
1年制は、限られた期間の中で製菓・製パンに必要となる知識や技術を集中的に身につけ、
早期の就職やキャリアチェンジを目指す学び方
と言えます。
例えば、東京多摩調理製菓専門学校の「製菓・製パン科」は1年制。製菓50%・製パン50%というバランスで、洋菓子や和菓子、製パンについて幅広く学んでいきます。
一方、2年間かけて学ぶ2年制コースでは、より幅広い分野について時間をかけて学んだり、基礎から応用へ段階的にステップアップしたりできることが特徴です。
東京多摩調理製菓専門学校にも「▼2年間の調理・製菓コース」があり、1年目は調理、2年目は製菓・製パンを中心に学びます。こちらは、調理・製菓でそれぞれ1年制の内部進学セット(計2年間)のコースとなります。よって、調理と製菓の両方を身につけたい方や、
将来的に幅広く「食」の仕事に携わりたい方
には、こうした2年間コースも選択肢になります。
つまり、1年制と2年間のどちらが優れているということではなく、
・何を学びたいのか?
・どのくらいの期間でプロを目指したいのか?
・・卒業後、どのような仕事に就きたいのか?
などによって適したコースは変わってきます。
特に社会人経験がある方のキャリアチェンジであれば、早く働きたいと考えるのが一般的かもしれませんが、製菓・製パンの世界で早く働きたいのであれば1年制、調理を含めて幅広い知識や技術を身につけたいのであれば2年間というように、
卒業後の目標から逆算して考えてみるとよいでしょう。
どっちがどう優れているとか、タイパが良いという比較ではなく、学び方の違いを理解することが大切です。
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早く現場に出たい人におすすめ?製菓専門学校1年制のメリット・デメリット
1年制の大きなメリットは、なんといっても
短期間で専門的な知識や技術を学んで現場へ出られることです。
例えば高校卒業後に入学した場合、1年間学んで卒業すれば、2年制よりも1年早くパティスリーやベーカリーなどで実務経験を積み始めることができます。また、製菓・製パンの世界では、学校で身につける基礎はもちろん、
実際の現場で経験を積むことも重要です。
菓子職人やパン職人は、言わば「職人」とも言えるため、年齢より業界歴・現場歴を重視する傾向があることも少なくありません。職人の世界では年齢だけでなく、現場で積み重ねてきた経験が大きな意味を持ちます。そのため、1年制を卒業して早く製造の現場に入り、
早い段階で実務経験を積めることも大きなメリット!
「できるだけ早くプロの現場に入りたい」という方にとっては、この1年間の違いは大きなアドバンテージと言えるでしょう。
・2年制:2年間しっかりと学校で学ぶ(3年目からプロの現場)
・1年制:1年間学校で学び、2年目をプロの現場で経験を積む
また、社会人からパティシエやパン職人を目指す方にも1年制は適しています。
前段のとおり、キャリアチェンジを考えたときに仕事を辞めて2年間学校へ通うことには時間的・経済的な負担があります。1年制なら在学期間を短くできるため、「別の仕事をしていたけれど、やはり製菓の仕事に挑戦したい」と考えている方にも検討しやすい選択肢です。さらに、在学期間が短いぶん、2年制と比較すると学費だけでなく、
一人暮らしの場合の家賃や生活費などを含めたトータルの負担を抑えやすい
こともメリットになるでしょう。
一方で、1年制ならではの大変さもあります。
言うまでもありませんが、1年制の最大のポイントは、
限られた時間の中で多くのことを学ばなければならないことです。
製菓・製パンでは、レシピを覚えるだけでなく、材料の性質や温度管理、衛生管理、器具の扱い方など、プロとして必要になるさまざまな知識や技術を身につける必要があります。さらに学校生活と並行して、卒業後の進路を考えたり就職活動を行ったりすることにもなります。
入学したと思ったら、授業や実習、復習、資格取得に向けた勉強、就職活動・・・と、1年間は想像以上に早く進んでいきます。そのため1年制は、「短期間だから簡単」というよりも、
短期間だからこそ集中して学ぶ必要があるコース
と考えた方が良いでしょう。
もちろん、学習における効率化や時間の自己管理など、規則正しい生活習慣や隙間時間を使った予習・復習など、求められる学習意欲も当然ハイレベルになってきますので、強い意志を持って取り組む必要があります。
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1年制最大の魅力は「短期間でプロへの一歩を踏み出せること」~高いモチベーションも大切
製菓専門学校の1年制には、学ぶ期間が短いという特徴があります。
しかし、本当の魅力は単に「早く卒業できること」だけではありません。必要な知識や技術を集中して学び、
短期間でプロとしてのスタートラインに立てる
ことこそ、1年制の大きな魅力です。
東京多摩調理製菓専門学校の製菓・製パン科では、1年間で製菓と製パンの両方を学び、卒業と同時に「菓子製造技能士2級」と「パン製造技能士2級」の受験資格を取得できます。通常、実務経験を積みながら資格取得を目指す場合には一定の時間が必要になりますが、専門的な教育を受けることで、
卒業後すぐに資格取得への次のステップへ進める
のは、専門学校で学ぶメリットのひとつです。
また、1年制はゴールが近いからこそ、「1年後にはパティシエとして働きたい」「パン職人として就職したい」といった目標を持って学びやすいことも特徴です。
ただし、忘れてはいけないのが、
「1年で学べる」ことと「簡単に身につけられる」ことは同じではない
ということです。
製菓・製パンは、繰り返し実践することで少しずつ技術が身についていく世界です。
実習でうまくできなかったことをそのままにせず、「なぜ失敗したのか」「次はどうすればうまくできるのか」と考え、復習や練習を重ねていく姿勢が大切になります。
そのため、「とりあえずお菓子作りを勉強してみたい」という気持ちよりも、「1年間でできるだけ多くのことを吸収したい」「卒業後は製菓・製パンの世界で働きたい」という
高いモチベーションを持っている方ほど1年制のメリットを活かしやすい
ということも言えるでしょう。
高校卒業後、できるだけ早くプロを目指したい方はもちろん、大学や社会人を経験してから新しいキャリアに挑戦したい方にとっても、1年間という時間を集中して夢への一歩に変えられることは大きな魅力です。「1年しかない」と考えるのではなく、
1年間でプロへの一歩を踏み出せる!
そう考えると、製菓専門学校の1年制は、目標が明確な人にとって非常に密度の濃い学び方といえるのではないでしょうか。自らの学習環境やモチベーション、目指すべき将来像などと照らし合わせて検討してみると良いでしょう。
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